ケムニマーク

煙に巻いてく日記

2019/01/14 映画感想「ボヘミアン・ラプソディ」

微妙にネタバレ、映画感想素人、Queenはそこそこ聞いてるけど全曲知ってるわけではない人間の感想です。

 

 

◇良かったところ

◎最後の約20分間のライブがと~~ってもかっこいい。メンバーの歌やパフォーマンスの迫力もさることながら、序盤でQueenのメンバーが「自分たちのようなはみ出し者のための音楽」と評していた(よね?)自分たちの曲を、10万人の観客が手拍子をし、肩を組みながら一緒に歌うのも良かった。

〇要所要所で曲が差し込まれる演出がかっこいい。Seven Seas Of RhyeとかBohemian Rhapsodyの録音シーンがエネルギッシュで良い。一番かっこよくて好きだったのがAnother One Bites the Dustのベースリフが始まるところ。

 

◇そうでもなかったところ

△展開をドラマチックにするためとはいえ、あとからざっと調べると事実と食い違うところが結構あり「そんなところまで改変するのか…」と思ってしまう箇所が結構あったが、まあドキュメンタリー映画ではなくエンターテインメントだしなという気持ちで飲み下す。その一方脚色や改変があった割にはストーリーライン自体は結構薄口というかありきたりというか、小さくまとまっているような印象。

×彼のセクシュアリティについて。女性との恋愛と男性との恋愛で描き方に明確な差を感じるというか、男性と女性の異性愛についてははばかることなく描き、男性同性愛に関しては全体を通してほのめかし程度で済ませる(というかだいぶぼかしていたように見える)というのはあんまり誠実ではないのではないか。実在した人物のセクシュアリティの話であり、デリケートかつ明らかになっていないことが多い部分なので仕方ないとは思うが。にしても「悪いゲイにたぶらかされる」とか「フレディが享楽にふけったことで仲間割れに至る」みたいな描写はダッセ~~~~~~~~~~~ってなるよ。

 

◇その他

・個人的には、生きている/最近まで生きていた人間の人生を脚色・改変しドラマチックに仕上げて「物語」として消費するのはあまり得意ではないなと実感した。

・イギリス英語で強調表現として”bloody”を使うというのは知っていたが、たっくさん使われていて「なるほど~」となった。

・せっかくなので映画に出てこなかった曲で好きなQueenの曲のリンクを貼っておきます(Spread Your Wingsだけ一瞬言及があったけど)。というかYoutubeに公式チャンネルがあるの知らなかった。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com